提携相手の、株式会社瓦道(ガドウ)は、奈良坂の現在地で室町時代からつづく瓦やで、東大寺、唐招提寺や新大極殿等、有名社寺や民家の屋根瓦を連綿と製造、施工されてきた。本趣旨に賛同、パートナーとして今に至っている。
2005/12 NDAから参加メンバーを募り、11名で瓦と粘土に慣れることからスタートした。
2006/11 素材としての瓦の可能性を研究し、その成果を「ならものデザイン展」に発表(写真①,②)。
2009/10 奈良市から「まちかど博物館」の指定を受けている㈱瓦道工場内に「ミュージアムショップ」を開店し、開発した「瓦・土産品」を常設展示・販売。(写真⑤)
2009/11 第二回アンテナショップ出店(ならまち「えさき」商店様)。
2010/1 平城遷都1300年記念行事協賛、NDA有志による「ギャラリーまつもり」での「はじまりの奈良展」に瓦 チームとして出品。
2010/8 平城宮跡会場イベントホールにて2010年塾・結び会主催「奈良の伝統を未来へ」に出品して活動成果を発表(写真⑥)。チラシを制作(写真⑦、⑧)2010/8~11 平城宮跡会場内「奈良土産館」にて一部商品を常設販売。
2011/4 平城宮跡グランドを会場に開催された平城京天平祭「東市西市」に出店。(写真⑨)
活動のこれから(平成23年度計画)
目標としてきた「平城京遷都1300年祭で地場産奈良瓦による新土産創出プロジェクトの成果発表」の活動を終え、本年度は第2段階へステップアップした活動を行うこととし、出店時などに使う屋号を「夢瓦/ゆめがわら」と定めブランドの構築と販路拡大を目指す。一方、楽しむ商品開発として、NDA会員等が自由に参加できる「瓦による作品つくり」を行い作品発表会を計画する。
プロジェクトメンバー
細田茂(代表)、鮎川功、江崎哲、大木稔、荻野洋子、中川佳英子、細田泰彦、村上正師、㈱瓦道
NDAの新しい取組として「新ならもの創出プロジェクト」を2005年にスタートさせた。このプロジェクトは、NDAが中心となり、地場産業(産)、県内大学及び大学生(学)、奈良県や各市町村(官)の連係によるコラボレーションで、研究開発を軸にした市場提案型商品開発を進め、3年以内を目指して新製品、新ブランドを立ち上げることである。テーマは、奈良の歴史、文化を基に「生活の場」に表れた素材、技術、感性を再発見することによる<新奈良ブランド>とした。プロジェクトの一つとして新大和瓦創出プロジェクトを立ち上げた。プロジェクトのネーミングは、単に奈良デザイン協会・瓦プロジェクトとしていたが、展開していく上でブランド名が必要となり2011年に「夢瓦」プロジェクトとした。